9.23.2012

こものたち

秋ってどうしてこんなに静かなんでしょう。

そして星が特別にきれい。大好きな季節。


やっと涼しくなってきて、ウェディングを控えた花嫁さんも
多くなってきて、みなさんとても忙しそう。
ミニュイもまさに今、オンシーズン。
新しいドレスがどんどん出来てきて、
毎日残業ですが、楽しい毎日です。
季節の変わり目でもあるので、体調崩さないよう、
みなさまもご自愛くださいませ。


オーダーメイドのドレスの他、ミニュイでは最近ちょこちょこ
遠方からのお客様の小物のオーダーも増えて来ています。
(ほんとうにありがとうございます!)




 最近つくった子たち。


Rosesがやっぱり一番人気です。
オーダーしてくださったお姉さんから妹さんへの想いを添えて。


ワンクリックでポチッと商品が買えるようなシステムには
あえてしていないのですが、
それでも問い合わせのメールをくださり、
合わせるドレスのお色やデザインなどのお話をさせていただいたり、
妹さんへのプレゼントにしたいということでオーダーをいただき、
ずっと一緒に育ってきた妹さんへの想いを教えてくださったり。

直接お会いしてお話はできなくとも、伝わるものがあって、
作る手にも、自然と思いがこもります。
(ミニュイのお客様はいつも、本当に優しくて丁寧な方ばかりで
こちらの方が温かい気持ちにしてもらってばかりです。)
その、それぞれの方が抱く素敵な想いを実現するお手伝いを
ほんの少しでも、ミニュイがさせていただけることは本当に幸せです。



どの花嫁さんも、素敵な1日になりますように。

CM

ブログでのお知らせが遅れてしまいましたが
9/20より結婚讃歌さんの北陸版の新しいCMが
OAスタートしています。





今回のこのCMでlecture du minuitの
ドレスとヘッドアクセサリーを使用していただきました。
歌は京都のアーティストYeYeさん。
ヘッドアクセサリーはYeYeさんのギターのストラップについてます。
小柄で、CMの雰囲気そのままのとっても可愛らしい方でした*

富山・石川・福井の3県で流れるそうなので
みなさまぜひチェックしてみてください*



この撮影も、当日はわたしは行かなかったのですが
前日のフィッティングに入らせていただいて
こういうお仕事はあまり経験がないのでちょっとドキドキしてましたが
プロデューサーさんはじめ、ディレクターさん、ヘアメイクさん、
みなさんいい方で、とっても楽しくお仕事させていただきました*

点と点がつながって、また新しい線になる
人との出会いって素敵だなぁとまた改めて思った日。


ありがとうございました!

9.09.2012

よりそい たゆたふ

まだ夏の暑さががじんわりと残る今日
たわわに実ったぶどうの下でお客様の挙式が行われました。






わたしはご準備のお手伝いに入らせていただき、
そのまま挙式まで拝見させていただきました。

バージンロードにぶどうの影が風に揺れてとてもきれい






仲の良いお2人の人前式は
本当にお2人らしさでいっぱいで、参列されたお友達の様子を
見ているとお2人がどれだけみんなに好かれているかが伝わる
あたたかいお式でした。
はなよめさんのお父様もとってもおもしろくて
(きっと寂しさや、緊張を隠すためなのもあるんだろうな!と思ってましたが)
ご家族の仲の良さも伝わってきて、後ろから見ていて
自然とにっこりしてしまうような本当にすてきな時間でした。




ドレスはカジュアルなものが着られたいということで
レースなどは使わず、華奢な体に沿うように滑らかなジョーゼットと
やわらかいシフォンを重ね、はなよめさんのキャラクターそのままに
見た目の凛とした大人っぽさ、美しさに
可愛さのスパイスを少しだけ加えました。





たんぽぽの花のように笑い
夏の海の波のおと そこに吹く風のように
さわやかで 気持ちの良い性格
そのベースにはほんとうにまわりの人を思う
思いやりと優しさがしっかりと
澄んだ地下水のように流れていて
ほんとうに素敵なはなよめさん




そんな彼女に寄り添って
優しく、やわらかく風にたゆたふようなドレスをお仕立ていたしました。



彼もその優しさが伝染しているのか
彼の優しさが彼女に伝染しているのか

たぶん、どっちもなんだろうな。

とても思いやりのある優しい彼で、楽しくて、
彼女への愛情が伝わってきて、

あぁもう本当にすてきなお2人でした*





アクセサリーも挙式ではミニュイのplanet tiara&earringを合わせて、
パーティの際はbutterfly ring&armletをおつくりしました。
(写真はメイクリハのときのもの)



butterfly ringははなよめさんから大切なお友達へのプレゼントとして
お揃いでお作りして、今日はお友達もお揃いで
リングをつけてくださっていました。






チェンジ後のお写真撮れませんでしたがパーティでは
後ろのリボンとトレーンを外し、
ウエストまわりに少しボリュームを足し、また違った雰囲気に。
ヘアにはグリーンを中心にした生花を。
すごく可愛かったです。
(お写真撮れなくて本当に残念…!)












ミニュイに出会っていただき
何度も大切な時間を割いてアトリエに通っていただき
素敵な1日のお手伝いをさせていただき、ありがとうございました。


ほんとうにおめでとうございます*



9.04.2012

9.4

こんにちは。
もう9月ですね。
日めくりカレンダーみたいに
秋への切符を毎日めくっているようで嬉しいです。
ぜんぶめくっていったら、そこに待っているのは秋!
という感じ。

でもいつも、それを眺めてうっとりしているうちに
それは冬に混じりこんでいって
気づいたら秋の向こうまで自然にめくられていて
寒さにストールをぎゅっと体に寄せたときに、
もう秋は過ぎたのだと気づく。

秋ってなんて儚いのだろう。
でもそこがすき。



しばらくブログを書いていなかったらうまく書けない。
なので今日はリハビリみたいな感じです。



数日前、お昼ご飯を買いにアトリエの外に出たら
ちょうどのタイミングで大雨が降って来て、
しばらくどこかのお店の軒下から出られなくなってしまいました。

目の前を通っていく人は傘の中に身を隠すように歩いて行く。

通り過ぎて行く車の人たちは、
雨のすごさから守られた涼しい車の中で楽しそうに笑っている。
日曜日だからきっとデートとかしてるんだ。

当然だけど、わたしに傘を差し出してくれる人もいるはずもなく、
一人でずっと雨が気まぐれに強くなる様を見ていると
数年前、東京で見た景色と重なった。

そのときは東京で仕事をしていて、電車から降りて家までの帰り道。
急に大雨が降ってきて、わたしはいつも寄る本屋さんの軒下に逃れた。
その日はたしか珍しく仕事が残業なく終わって、帰宅ラッシュの時間帯だったから
わたしが一人で本屋さんの軒下にいると、傘を持った人たちが流れていく。
わたしと同じように雨宿りをしていた人たち。
わたしが途方もなく空を見上げていたら、誰か家族や恋人が
傘を持ってお迎えにきていた。
一人、また一人とそのお迎えの傘に入って、
あったかい電気がついたお家に帰っていく人たち。


たまらない孤独感でいっぱいになった。
どれだけ待っても、わたしには迎えに来てくれる人も、
傘を差し出してくれる人もいない。

少し走ればコンビニで傘は買えたのに、どうしても買う気にはなれなくて
びしょぬれになりながら帰って泣いた。


…ような気がする。


そのときの雨と重なった。



ただ、違ったのはそのときのわたしはもういなくて、
雨は慌ただしかった頭の中に休憩をくれた。

目に見えない、やわらかいもので守られているような気がして、
激しく降れるほどにそれは予兆のように思えて、
「雨はじきにやむ」という言葉がそこにはあった。


人は自分の見ている景色を見たいように見ることができる。



ものごとの本質というのは、
たくさんの服を着ているのだと最近思う。
洋服、纏いすぎて重くなってたり、その中心が見えなくなっていたりする。
北風と太陽のおはなしのように
北風にあたればあたるほどに、
本質は服のボタンをしっかりと閉めてしまうのだろう。

太陽にあたたかく照らされれば、
きっとそれはゆっくりと1枚ずつ服を脱いでいき、
最後に残るものはとてもシンプルだ。


そんなことを雨の中で思っていた。





雨はじきにやむ。





しょうがないのでなんとかスターバックスにたどり着いて、
雨が止むまでそこでお昼を食べることにした。






雨のあとの夕暮れは格別に美しいと思う。


8.12.2012

roses

もうすぐ挙式を迎えるお客様

ヘッドドレスをオーダーいただきました


ミニュイのヘッドドレス"roses"

をシンプルなドレスに合わせてアレンジしました





シルクサテンとオーガンジーの花びらを重ねておつくりした
ローズ達に繊細なフランスのレース、デッドストックの中から
ヴィンテージのレース、ちょっと珍しいドットの生地、
リボンなどをミックスして大人の品の中に可愛いらしさを



はじめてメールをいただいたときから
とても丁寧な文章を送ってくださり、
実際にお会いするとその文章そのままのような
柔らかく優しい雰囲気の花嫁さんで
透明な空気にリボンをふわっと結んだような
可愛いらしさのある方でした


素敵なレストランでのご結婚式
夏のキラキラ輝く空の下
きっと笑顔が溢れるあたたかい1日になるんだろうと思います
そんな日に添える一束のローズ
ミニュイを選んでくださりありがとうございました


同じく、優しそうな柔らかい雰囲気の彼と
素敵な家庭を築かれてくださいね

8.06.2012

m/N

21世紀美術館のデザインギャラリーでおこなわれている
matohuの展示とデザイナー2人によるアーティストトークが行われたので
あわせて行ってきました。




(この、文字と光の造形美!)


ほんとうに行く価値のある、いい時間でした。


わたしは少しだけ、東京で仕事をしていた期間がありますが
ずっと金沢に帰って仕事をしたいと思っていて、
帰ってきて、今しているものづくりは東京にいては絶対に
できないと思っています。
その理由はなぜか、今までぼんやりしていたものが
はっきりとわかったような気がしました。


日常に溢れる、風の流れや、水の流れ、
空気のにおい、空の色、夜明けの星の輝き。
それはほんとうに美しい。
特別遠くにあるものではなく、そういう日々そこにあるものによって
こころを動かされ、そういう美しさを吸い込んで、
咀嚼して、形容して、あたらしいなにかをつくりだしたりしていて、
それが自分の五感とダイレクトに繋がって、とけあえる場所、
がここだったのではないかと。
(今のところ、ですけどね!)


あと、「待とう」という概念。
これ、ほんとうにいいなぁと思いました。

時間の経過、つみかさなり、単体ではできないこと。
そういうものがみせてくれる新しい発見や
そいうものを経たからこそ生まれる深い味わいや美しさ。


デザインギャラリーの展示の方は
何色ものシフォンのカーテンが空間をつくっていて
その色のかさねがほんとうに美しい!
重なりあったところにできる微妙な新しい色。
ふだん、わたしたちはそのシフォンのように
何枚ものフィルターを通してものを見ていて、
それをそうっと1枚ずつ開けていったときに
ものごとの本質がはっきりと、
静かにそこに居るのではないかと思います。




ファッションがすき、きらいに関わらず
楽しめる展示だと思います。



そして!
そのあとはNew Accidentではじまった鈴木さんの
「LIFE IS 滑稽」の展示へもいきました。




癒されたー。
ほんわか、かわいい時間でした!
初日だったので似顔絵も書いてもらいました☆

ものづくりは人となりをあらわす、と常々思ってますが
場所もきっとそうなのだと思いました。


この展示もそうですが、19日にはNew Accident/6EBP/FUDE UP NOTHING
の3つのお店すべてを使ったFDDというイベントが開かれるそうです。
このビルのお店すべて好きなんですが、そこにSKLOさんや
ASPARAくんやDAMBOさんも参加するのだとか!
pm9:00までやってるそうなのでこれは絶対にいきます。


たのしみ!

8.02.2012

8月ですね!

きゃー8月!

はやいです!!!

7月は一瞬で過ぎました。
忘却の彼方。

いつのまにか、過ぎ去ってしまわないように。
facebookのlecture du minuitのページに
森の中のけっこんしきの写真をアップしました。
facebookやってない方でも見られるはずなのでぜひご覧ください!
(ほんとうは別のカタチで写真をUPしたいのですが
時間がかかりそうなのでまずはfacebookでお許しください…)

森の中のけっこんしきphoto





写真はこのプロジェクトのメンバーの一人、
フォトグラファーooo(オー)のharumiさんが撮ってくださっています。
彼女は主にブライダルの写真を撮っているフリーランスの方ですが
本当に写真がすてきです。
撮られる側とのコミニュケーションづくりがとても上手で
それが写真にもあらわれています。
前撮りのフォトロケなんかもやってます。
とっても素敵な方ですよ!



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さて、話は変わりますが、
7月はもう、ほんとうに大変でした。
(7月、というよりここ数ヶ月のはなしなのですが)
忙しい、というのはこころをなくす、と書く。
と、言う事を知りましたが
ほんとうにそうで、

こころを使って、こころを使って、
わたし自身のこころが完全に疲れてしまいました。
(でも、ぜんぶ、自分のせいです。)

でも、なにやら話を聞いていると
7月はわりとそういう人が多かったようで、
もしかしたら地球全体がそんな時期だったのかもしれません。



ただ、ひとつ言えることは、それはものすごく尊い時間でした。

自分の思いグセ、自分がいかに利己的になっていたか、
そういうことに気づかされることがいくつもあって
いかに自分というものをこれまで無視してきたのか、
ということにもすごく気づかされました。

先日、もう本当に自分のこころがボロボロになっていることに気づいて
ひさしぶりにマッサージに行き、体を触ってもらってはじめて
びっくりするくらい
体がぎゅーっと力が入って固まっていたことに気づいて、
なんかもう申し訳ない気持ちと有り難さでいっぱいになりました。
そうやって全身に力が入った状態でふんばっていたら
利己的になるのも当たり前ですね。

やっぱり、変な力のはいっていない、いつもリラックスしていて
やわらかく、たおやかで、
瑞々しくて、
でも芯のあるひと、軸がぶれないひとというのは
とても魅力的で、わたしはそういうひとになりたいし、
そういうドレスをつくりたいと思います。

この7月の色々のおかげで、自分自身の幸せのカタチ、
というものはいったいなんなのか。
ということもはっきりとわかりました。

ずっと、長い時間をかけて外側を探してきたものは
内側にあることに気づきました。
なにを大切にしていきたいのか、ということですね。

気づいたら、ほんとうにドレスをつくることが楽しいし、
明日がくるのも、新しい人との出会いも、ほんとうに楽しい。

7月はほんとうに尊い時間でした。

8月も一瞬で過ぎ去りそうな気配ですが
大好きな9月がやってくるまで、8月を楽しみたいと思います。