8.26.2014

能登のはなよめ

夏の日差しが照りつける暑い日
前撮りのロケを行ってきました!

花嫁さんは能登のご出身。
そしてこれから遠方に嫁がれます。

どこで前撮りしようかと打合せしていたとき、出て来たのが
ご実家のある能登で撮ろう!というアイデア。
ご結婚式は遠方のため来られないご親族やおじいちゃんおばあちゃんも
前撮りのときに来ていただいて花嫁姿を見てもらおう、
という話になりました。

もう、このお話だけでワクワク。
スタッフもみんな当日を楽しみにしていました。

私たちは前日入りしてロケハンに回り
撮影予定地の「能登鹿島駅」へ。


わたしは金沢生まれの金沢育ちですが
能登にはあまり縁がなく
能登の風景にもあまり馴染みがなかったのですが

見渡す限りの田んぼや独特の空気を持つ海
そしてかわいい駅舎の能登鹿島駅
そこにはゆったりとした空気が流れていて
昔からここに住む人の生活風景があって
海からの風がやさしく吹いて
水面がキラキラと光っていて、、、




もう景色に完全にやられてしまいました。

とにかく美しかった。

能登にしかない、能登の良さ。
この2日間で大好きになってしまいました。

さて、前撮り当日は心配していた天気にも恵まれ
早朝に花嫁さんのご自宅に伺わせていただきお支度を開始。
ヘアメイクが終わりドレスに着替えるころには
新郎さんご家族も到着され、
お支度部屋の外では家族みんながそわそわとしだしていました。

ドレスに着替え終わり、みなさまをお呼びすると
嬉しそうな顔でご家族の皆様と新郎さんがお部屋を覗いて
きれいな花嫁姿にみなさんが「うわぁ♡」と歓声を上げてくださいました。

おばあちゃんがすごく嬉しそうで、
なんだか結婚式当日みたいな感じで、わたしまでとても嬉しくなってしまいました。

そしてご実家の前でお写真を撮った後
駅へ移動して他のご親族のみなさまと合流、
すてきな駅でみーんなで並んでお写真を撮りました。


みなさんが終始うれしそうで、楽しそうで、
ビデオを回していたり、お父様が電車の来る時刻をチェックしてくださっていたり、
花嫁さんを汗だくで扇いでいるわたしに「あんたも汗だくやがいね」と
おばあちゃんが後ろから扇いでくださったり、
のと鉄道の方も見守りにきてくださりとっても楽しく撮影ができました。


おばあちゃんと何度かお話させていただいたのですが
嬉しそうな、それでも少し寂しそうな、色々な感情が混ざった目をされていて
私は目を合わせる度になんだか泣きそうになってしまって、、
花嫁さんが家族みんなにいかに愛されて育ったかが伝わってくる時間でした。


その後は場所を移動して撮影し、無事に終了。


花嫁さんは半年程前からアトリエに通ってくださった方で
最初のころは不安なことがたくさんで
一人で抱えてしまって、
はぁ、とため息の日や涙が出てしまった日もあり
その時間がもうすでに懐かしくて、
少しずつ時間をかけてここまで来たなぁとホッと、感慨深く思い出されました。


人生の数だけ結婚式の形もあるように
育ってきた人生の数だけ、ドラマがあるなぁと改めて思いました。
その一片を今回は写真にして残すことができたかなぁと思っていて
きっときっと、何年経って見返しても
能登で育った思い出、家族との時間が思い出されるのではないかなと思います。


そんな、心のあたたまる1日でした。


写真はわたしの携帯で撮ったものなので
またちゃんとした写真が出来て来たらこちらにも掲載させていただこうと思います。

ふるさとで撮る前撮りも素敵ですよ。

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