11.30.2012

new shop card♡

ミニュイのショップカードがあたらしくなりました!






ベールの向こうの女の子の世界をのぞくように

または、本のページをめくるように

ひらくと

ドレスの女の子がいます。










実はHPやDM、ショップカードなどなど含めて
うちのお店個人のものでは初めて
自分以外の人にデザインをやっていただきました。

(今までは自分の想像を人に伝えるより
自分で具現化する方が早いと思っていたけれど
自分自身で出来る事に限界を感じたんです。。笑)



なので、わたしの中では新しい、
小さな挑戦でもありました。




イメージやフォントなどたくさんワガママ言ってしまったと思いますが
想像よりずっとずっといいものが出来上がってほんとうに嬉しいです。
デザインはNEW ACCIDENT/hirotoさん。
(色々と考えていただいてほんとありがとうございます。。)





シンプルだけど、ほんの少しだけ女の子らしくて、繊細。

真夜中に密やかに物語のページをめくるドキドキ感。

ミニュイの世界観が伝わるかな。





女の子の手のひらに収まるサイズ、にしてみました。




ぜひ、どこかで見つけたらバッグに、手帳に、本に、
忍ばせていってもらいたいです。





11.28.2012

sea



写真が撮りたくて

うみへいきました


ひんやりとつめたい風が

ここちよかった



































11.11.2012

light source

日曜日。

思いがけずお客様の時間が空いたのでブログでも書こうかな。



10代の終わりから、気づけばずっとドレスを作ってきて

自分の変化とともに

ドレスを、服を、つくるときの価値観も

変化してきているように感じるこのごろ。


ずっと変わらず「ポエティックなものづくり」というのは

軸にあるのだけれど。


よく、どうしてウェディングドレスなのって聞かれるのですが

わたしもよく分かりません…

気づいたら作っていた。

ちなみに通っていた学校ではドレスや衣装の専門のコース

ではなく、パターンを学ぶ専攻に居りました。

でも気づいたらドレスを作ってた。

当時、小学校からの親友が結婚することになり彼女のドレスを

放課後ずっと残って課題と平行して作っていたり

課題のテーマを無理矢理入れ込んで勝手にプレゼンで

ドレスを作っていたりしました。


様々なドレスのデザインがありますが

普遍的な、女性の体が美しく助長されるシルエット、

そういうものが好きなんだと思います。

バレンシアガのコレクション展。




ノースリーブから出た肩の曲線。

ウエストから腰にかけてのラインや

背骨からヒップにかけての美しい曲線。

7分袖からのぞく腕。

やわらかい肉感。

そういうものの美しさを

大声で自己主張するようなのでなく

そっと、静かに、だけどはっきりとその存在感を示すような

そんなドレスが理想です。



10代から一番変化してきたように思うのはこのこと。

いろいろと装飾によって紛らわして来た

可愛らしさや美しさが

どんどんミニマルに、その本質的な美しさに

価値を感じるようになってきました。

人間的なものも同じかな。

最近は色や素材そのものがとても気になります。







いろいろな美しさがあるけれど


わたしの中での軸は

下の写真の一番後ろのモデルさんが着てるみたいな

フェアリーな空気感。

不思議とうちに来られるお客様もこういう空気感が好きな方が多いです。



自分自身が光を纏って

その光でまわりを照らすような

光で満ちたひと。


自分自身がそういう人になりたいのかもしれません。



11.09.2012

わかたけ あおたけ


冬がその息を潜めながら 

こちらのほうに

そろり そろりと向かってきている気がするこのごろ。

そうやってわたしたちが何かに夢中になっているうちに

冬は気づけば

加速度を増して

びゅうんとわたしたちをくるんでしまうのです。いつも。

そうしてその繭にくるまって

いつもじっくりと春を待つ。

そんな冬の季節がもうそこまでやって来ていますね。


とうとう、冬。

1年はあっと言う間です。




そんな、冬を引っ張ってきているであろう、

少し肌寒い雨の日が続いた合間に

本当に奇跡みたいにあたたかくてお天気の良い日。

lecture du minuitの大切なお客様であり、

長い時間を一緒に過ごしてきた友達でもある2人の

結婚式がありました。




しゅっと伸びた細い手足に

ノーブルで丹精な顔立ちの花嫁さん。

挙式は由緒ある神社で、雅楽の生演奏の中の神前式。

秋の終わりの背筋がピンと伸びるような

ひんやりした空気に似合う、とても美しい白無垢姿でした。




披露宴で和装からドレスにチェンジ。

彼女のノーブルで上品な雰囲気に合わせて

ドレスはクラシカルなオフショルダー。




生地も探しに探して見つけた、

イタリア製の張りのある素材と

シルクシャンタンをミックスしています。

歩くとしゃりしゃりと音がするような感じです。

胸元が華奢すぎることを本人が気にしていたので

胸元は少しカバーしてデコルテが女性らしく、美しく見えるように。




その分背中は綺麗に出しました。

2次会ではトレーンを上げて裾を短くアレンジ。
ヘアもチェンジすると雰囲気変わりますね。





普段、着物や「和」の雰囲気が好きな彼女。

なので背中で結ぶリボンも裾に向かって太くして

帯結びのようなアレンジができるようにしました。

彼女のドレスを考えていたとき、ふと、彼女の名前

「結」という文字が頭に浮かんで、

改めてなんて素敵な名前なんだろうと思いました。

名前の雰囲気そのままに、育ったのね。




そんな彼女のドレスで浮かんだのは「若竹」のイメージ。


すらっと伸びた青々とした竹林の中に

さわやかな風がすうっと駆け抜けるような。

脈々と流れる時間の蓄積が青をより深い青に変えて行く。





この日は、新郎新婦が小学校からの同級生ということもあり

なんだか同窓会みたいな雰囲気で

久しぶりに会うけど変わらないみんなが居て

なんだかホッとできた日でもありました。

そして、2人を見ていて、

お互いを想い合う気持ちというのは

ほんとうに素敵だな、と改めて思いました。


幸せな時間をありがとう。