11.11.2012

light source

日曜日。

思いがけずお客様の時間が空いたのでブログでも書こうかな。



10代の終わりから、気づけばずっとドレスを作ってきて

自分の変化とともに

ドレスを、服を、つくるときの価値観も

変化してきているように感じるこのごろ。


ずっと変わらず「ポエティックなものづくり」というのは

軸にあるのだけれど。


よく、どうしてウェディングドレスなのって聞かれるのですが

わたしもよく分かりません…

気づいたら作っていた。

ちなみに通っていた学校ではドレスや衣装の専門のコース

ではなく、パターンを学ぶ専攻に居りました。

でも気づいたらドレスを作ってた。

当時、小学校からの親友が結婚することになり彼女のドレスを

放課後ずっと残って課題と平行して作っていたり

課題のテーマを無理矢理入れ込んで勝手にプレゼンで

ドレスを作っていたりしました。


様々なドレスのデザインがありますが

普遍的な、女性の体が美しく助長されるシルエット、

そういうものが好きなんだと思います。

バレンシアガのコレクション展。




ノースリーブから出た肩の曲線。

ウエストから腰にかけてのラインや

背骨からヒップにかけての美しい曲線。

7分袖からのぞく腕。

やわらかい肉感。

そういうものの美しさを

大声で自己主張するようなのでなく

そっと、静かに、だけどはっきりとその存在感を示すような

そんなドレスが理想です。



10代から一番変化してきたように思うのはこのこと。

いろいろと装飾によって紛らわして来た

可愛らしさや美しさが

どんどんミニマルに、その本質的な美しさに

価値を感じるようになってきました。

人間的なものも同じかな。

最近は色や素材そのものがとても気になります。







いろいろな美しさがあるけれど


わたしの中での軸は

下の写真の一番後ろのモデルさんが着てるみたいな

フェアリーな空気感。

不思議とうちに来られるお客様もこういう空気感が好きな方が多いです。



自分自身が光を纏って

その光でまわりを照らすような

光で満ちたひと。


自分自身がそういう人になりたいのかもしれません。



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