12.03.2016

ウェブサイトのリニューアルのお知らせ

前回のブログからだいぶ間があいてしまいました…
なかなか更新できずに申し訳ありません。

とつぜんですが、ミニュイのスタート時から一緒にがんばってくれた
ウェブサイトがリニューアルいたしました。
最初につくったものは私が当時働いていたアパレルのアルバイトの傍ら
夜中にこつこつ作った、本当に手作りのものだったので
システム的にも限界を感じていて
今回、よりわかりやすく、すてきなものをつくっていただきました。

オーダーで今までにお作りした花嫁さまのドレスも掲載しておりますので
オーダー例もより分かりやすく見ていただけるようになりました。

今のミニュイが伝えたいもの、世界観。
お店を始めた頃とは価値観や想いも少し変化しました。
だけど、一番大切な、核となる想いは今も変わらなくて
それは大切に大切に、サイトの方に表現したつもりでいますので
ぜひご覧いただければ幸いです。


それに伴いブログの方も新しいサイト内に移設することになりました。
サイト左のメニューアイコンよりBlogにとんでください。
あたらしいBlogではお客様のドレスの紹介やインフォメーションだけでなく、
もう少し日々感じたことも加えて書いていければと思っています。
なかなか更新頻度は高くないかもですが、
たまにのぞいていただけると嬉しいです。

3.23.2016

しあわせな二人

とても、とても、とてもすてきな本に出会いました。


引田かおり・ターセン共著の「しあわせな二人」。

読み終わったあとは、こころがじんわり芯からあたたまるような
それでいて、清々しい風が春の野原にふうっと吹いたような
気持ちがする一冊でした。

読んでいる途中にはそうそうそう、と頷きたくなるような言葉が散りばめられ
なんだかわからないけれど涙がじんわり出て来て
たまらない気持ちになりました。

これからご結婚を控えている方、
パートナーと一緒に暮らしている方にはぜひ読んで欲しい本だなぁと思います。

ある一組のご夫婦がそれぞれの語り口で
お2人の夫婦生活、日常を語っているのですが

-結婚当初「どんなに仕事ができる人でも、家事はできない、
子育ては女の仕事だと言う人は、尊敬できない」と、カーリンにきっぱり言われた。
肩書きや年収より、「人として」という価値基準をしっかり持った女性だったので、
大きな仕事を成功させて浮かれて報告しても、
「それでたくさんの人が幸せになるの?」と、いつも聞かれていた。 ターセン-

なんて一文は女性なら、「そうそう」って言いたくなるかもしれません。
私は、「尊敬できない」という言葉がとてもしっくり来て、
且つこの時代に男性にハッキリとこういう言葉を言えた女性って
すごいなぁと思ったりしました。

どちらかだけが語るのではなく
夫婦両方の目線から語られているからこそ
価値観の違う相手と、時間をかけて
どんなふうに心地よい関係を築いていったかというのが見てとれて、
「今」を大切に、「今ここ」を楽しむことはとても大事なことだけれど
夫婦というものは「今」だけを見ていてはダメで
その長い線の先に続く物があるということを見据えた上で
「今ここ」にいる2人の関係性をつくっていくことが大切なんだなぁと
しみじみ感じました。

そして前書きに書いてある一言。

-自分自身が「しあわせだ」と思うことでしか、
本当のしあわせは得られない。-

私自身も最近はイライラするこがあっても「ああ、今イライラしているなぁ」
と一歩引いて内観できるようになったし、
日常の90%くらいはありがたいなぁ、幸せだなぁ、今日もいい1日だったなぁ
と感じながら過ごせている自分がいます。
それは幸せとは、自分で見つけようとするかどうかだけにかかっていることに
気付いたから。
一見ショックなことや、思い通りにいかないことがあっても
理由はわからないけど、きっとこっちの方が良かったんだと思っていると
だいたい本当にそれで良かったと思える結果になります。

この本には他にも共感できる言葉がたくさんあって、
そしてその価値観で仲良く、いきいきと、しあわせに生きているご夫婦が
いらっしゃるということを知ってとても嬉しくなりました。

ここには書いていない苦労も、もちろんたくさんお有りだとは思いますが
それでもこのお2人のような素敵な結婚生活が送れたらいいなぁと
素直に思いながらページをめくっていたら、あっと言う間に読み終わってしまいました。



-誰かがしあわせを運んできてくれるわけでも、
しあわせにしてくれるわけでもなく、それはいつも、自分たちの足元に、
内側に、しっかりあって、大切に育てられるかどうかは、
自分たち次第だってこと。-



興味のある方はぜひ読んでみて下さいね。

1.29.2016

Slow Wedding vol.6

ブログでの告知が遅くなってしまったのですが
(もはやもう明日…)
Slow Wedding vol.6を
1月30日(土)・31日(日)で開催いたします。

場所:SPACE108
金沢市玉鉾3-224 2F

時間:11:00−21:00
(31日は18時まで)

入場料:500円(1ドリンク付)

coconoem(ウェディングプロデュース)
enne(ヘアメイク)
OOO(フォト)
TANE(フラワー&プランツ)
lecture du minuit(ウェディングドレス)
滝本茣蓙店(アンティーク家具)
niginigi(ケータリングフード)
one one otta(コーヒー、焼菓子)
Knopue.(アクセサリー)
COPYLEFT(ライフスタイル雑貨)
ゆめみま(ハンドマッサージ)

ドレスの試着はもちろんのこと、ヘアメイクやお式のご相談、
引き出物やプチギフト、
2次会やカジュアルウェディングのケータリングフードのご相談、
ブーケやアンティークのレンタル、ブライダルエステなど
たくさんの「自分らしいウェディング」をお手伝いできる
ヒントが詰まったイベントになっています。


ミニュイのドレスをご試着いただいての前撮り体験は
おかげさまで満員御礼でご予約は締め切らせていただきました。
ドレスのご試着のみは随時可能ですので
いつでもお声がけください。

今回、新作色々とつくりました。
というか、実はまだ完成していません…
1点でも多く、みなさまに見ていただいて
1点でもお気に入りを見つけていただけたらうれしいなぁと思い
無理矢理間に合わせるつもりです…

少しだけ解説をすると
今回は「blooming」というテーマを自分の中に設けてみました。
このテーマは私自身が専門学校の卒展のテーマにしていたワードで
思い入れがある単語です。

お花が咲いている、咲き誇っているという意味の言葉なんですが
ドレスを着てくださる花嫁さまひとりひとりが
お花が咲いたように魅力が溢れているイメージです。
それでも華美な装飾はあまりしていなくて
あくまでミニュイらしく、ベースはシンプルに
花嫁さまご自身の魅力を引き立てるようなドレスをつくったつもりです。

それぞれ違うアプローチで「blooming」というワードを表現したつもりなので
ぜひ、会場でご覧いただいて、ご試着いただければ嬉しいです。

それでは当日、お待ち致しております。


1.04.2016

dress report 2016 /4

こちらは秋晴れが気持ちのよい軽井沢での挙式のドレスレポートです。
緑に囲まれた素敵な会場でのご結婚式でした。



どこかクールな表情をお持ちで

透けるような白い滑らかな肌と まっすぐな瞳

笑うとまわりの空気が急にやわらかくなるような

そんな多面的な魅力をもった花嫁さま





その白い肌の美しさを引き立てるような
風にやわらかく揺れるドレス

ウエスト部分にさりげなくいれたタックがすっきりと大人っぽく
クールな表情をも引き立てるようなドレスをおつくりいたしました。
ボリュームがない流れるようなドレスは
縦ラインをつくり、花嫁さまの華奢さを引き立ててくれます。





さりげない小花をあつめたブーケもすごく素敵でした*


ブライズメイド&アッシャーも衣装を統一してすごく素敵。
憧れる花嫁さま多いですよね♡
みなさまお揃いで持ったブーケとドレスもぴったりで
新郎新婦のお2人との並んだバランスが完璧です。


今回は白からカラードレスへのチェンジが可能な2wayのドレスです。

お色はアイスグレーのような、藤色のような絶妙なニュアンスカラー。
素材もとっても繊細で落ち感のあるシルクシフォンを使いました。
フロントはカシュクールに、バックスタイルは流れるようなドレープが美しいです。
レースをポイントで添えて、シンプルな中にもノーブルな雰囲気に。

白のドレスのすっきりとした印象とはまた少し
イメージが違ってきます。
それにあわせて、白ドレスはほぼノーアクセで髪飾りもシンプルに
カラーではヘアもお花を散らして、とドレスにあわせてうまくコーディネートを
変えられていました。



花嫁さまは普段も潔いシンプルなアクセサリーやお洋服が
とってもお似合いになる方で、
さりげないところに感じられるセンスがすごく素敵な方だなぁと思っていて、
ドレスのコーディネートにもそれが生かされていました。


グリーンをメインにした会場装花も素敵です。


お2人は一緒にいるときの感じが最高!
クールさと可愛らしさの両方を絶妙に持っていらっしゃる花嫁さまと
しっかりしているのに、どこか天然な感じの新郎さま
お互いがお互いのいい部分をさらによくして、
足りないところうまく補い合っているようなお2人で、
なんだかすごくいいなぁとお打ち合わせのたびに思っていました。

これからご家族が増えたら
どんなふうになっていくのかなと、とても楽しみです。

またお会いできるのを楽しみにしておりますね。
素敵なご縁をいただきありがとうございました*











dress report 2016 /3

今年の金沢のお正月は連日の青空!
信じられないくらい気持ちのよいお天気が続いていまして
気持ちも自然と明るくなります。
春までこんなお天気が続いてくれるなら、冬も嫌いじゃないのになぁ。。
グレーの空が定番の金沢で生きていると
朝起きて、空が青いだけで本当に幸せな気持ちになれます。

今回の前撮りは花嫁さまのご自宅で撮影させていただきました。
ご自宅でお支度をさせていただいての前撮りは
当日お式には来られないご高齢のおじいちゃん、おばあちゃんや
ご近所の方にも花嫁姿を見ていただけます。

それに花嫁さんが出来上がっていく過程を
みなさんいつもすごく嬉しそうに見てくださいます。
(当日はなかなか側で見られることはないので…)

今回は和装も一緒に撮りました。
( broochのヘアメイクさんは和装も得意です!)


私たちもご自宅に伺わせていただくと
小さな頃から過ごしてきた思い出が濃密につまったその空間に
新しいご家族が誕生するスタート地点が置かれることに
言葉にならない感動があります。

ここでどんなふうに子供時代を過ごしてきたのかなぁとか想像しながらの撮影、
ご家族がその思い出を思い浮かべながら
撮影風景を眺められているその空間では特別な時間が流れます。




 シンプルでカジュアルだけれど、どこか女性らしさのあるスタイルを
いつもされている花嫁さま。
ドレスもシンプルをベースに、大人っぽいファッション性をより重視したデザインか
ベーシックなボリュームのあるドレスかで迷いましたが
当日の会場の雰囲気なども考慮して、ボリュームのあるドレスにしました。


甘さのあるスタイルは彼女らしくないなぁと思ったので
素材はやわらかく、優しい雰囲気のものを使いつつ
装飾を削ぎ落とし、花嫁さまの「らしさ」が出るドレスにお仕立ていたしました。


バックスタイルも甘さがでないようなリボンに。
ボリュームのあるドレスはウエストやお腕の細さを
さらに強調してスタイル良く見せてくれます。




”人のために動く”という行為は誰にでも簡単にできるものではありません

でも彼女は”だれかのために”さらっと動ける人

見返りを求めるでもなく

そこにはいつも軽さが伴っていて

楽しそうに、あたりまえのように、他の人のために自分のエネルギーを使える人

わたしは彼女のそういう部分をすごく尊敬しています


お二人ともそういう”軽さ”を感じる方で

いつも朗らかで楽しそうで

まわりの方々にすごく愛されているのを感じました。

お二人が家庭を築かれることで、そのまわりの方々からの愛も
また何倍にも膨らんでいくのではないかな、と思っています。


和装編もおまけに*



ご実家での撮影ではこんな風にいろんな撮影ができます。
(ご実家に金屏風があるお家はなかなかないと思いますが…笑)

本当に、結婚式というものはウェディングドレスだけで完成するものでは
もちろんなく、
たくさんの想いが重なって形になり、
想いの数だけ結婚式の形があります。

結婚式というひとつのポイントが形成されるまでには
それぞれのストーリーがあるのです。

ミニュイでは、そのストーリーをとても大切に考えています。
ドレスレポートでは見てくださる方にも、
そんなストーリーを少しでも感じていただけたらなぁと思いながら書いています。

今年も少しずつレポートを更新していきますので楽しんでいただければ幸いです*

1.03.2016

dress report 2016 /2

今回のドレスレポートは春に撮った前撮りのお写真です。
いつものbroochメンバーでやらせていただきました。

新婦さまは笑顔がとっても可愛いくて
ほわーんと優しい空気をいつも携えた方で
いつもおしゃれで、ご結婚式もテーマやビジョンをしっかりとお持ちの方でした。

前撮りはアンティーク家具のお店をお借りし撮影しました。






ドレスは白とカラーの2wayで
白ドレスのトップスはお写真ではわかりにくいですが、
やわらかいシフォン素材をリボン状にしてたくさん重ねて立体的に。
ボリュームのあるリボンは横から見ても可愛いです。




守ってあげたくなる可愛らしさは
可憐に咲く 春の花のようで
やわらかい雰囲気の中にも
芯を感じさせる花嫁さま

その空気はそのままに

ふんわりと風を纏ったようなドレスをお仕立ていたしました







カラードレスはノーブルなレースのトップスに
さわやかな春の色をそのまま閉じ込めたようなお色のスカート。
新郎さまのタイとの色合わせもぴったりです◯

コサージュはあえて色を合わせすぎず、
ポイントになるようなニュアンスカラーに、
だけど全て調和するように想像しながら染めました。

ヘッドドレスは白ドレスではleaf tiaraを、
カラーのときはbird combを使っていただきました。


無邪気で風に揺れる春の花のような花嫁さま
それをうららかな陽射しのように包む新郎さま
一緒にいるとこちらまで
春の陽射しの中で日向ぼっこをしているような
感覚になってしまうお2人でした。

お家で2人でいらっしゃるときには
こんな可愛い感じで会話していらっしゃるのかなぁとか想像して、
こちらが幸せな気持ちになるようなお2人。

ご結婚式もお2人の愛がつまったすてきな時間でした。
ただただ、お2人を想う大切な方々の愛と
みなさんを想うお2人の想いでいっぱいでした。

これからもずっと、
陽だまりのようなあたたかさでお互いを、
そして周りの方々を包んでいっていただきたいです。

お2人とあたたかい時間をたくさん共有できたこと、心から感謝しています。
末長く、お幸せに。











1.02.2016

dress report 2016

新年あけましておめでとうございます。
今年もみなさまにとって幸福に溢れた1年になりますように。

ミニュイは5日までお休みをいただきまして
6日からの営業となります。

結局年内に2015年のお客様のブログは全て書ききれませんでしたが
お正月の間にちょこちょこ更新できればと思っています。。

2016年初のドレスレポートは昨年本当にすごい反響をいただいたドレス。
軽井沢、石の教会での挙式です。
わたしも当日お手伝いに行かせていただきました。



あいにくの雨でしたが夕暮れの時間も相まって
とても幻想的で、厳かな挙式でした。



花嫁さまは以前から一緒にお仕事をさせていただいているフローリスト
ブーケもご自分で作られたものです。
(ちなみにひとつ前のドレスレポートのブーケも彼女がつくっています*)

普段はユニセックスなスタイルが多い方なので、
彼女にどんなドレスが似合うだろうかと想像したとき、
一般的なウェディングドレスは全く思い浮かびませんでした(笑)

彼女らしさがつまった、彼女にしか似合わないドレス。
デザインはほぼ任せていただきました。

ドレスは2ピースのものに。
首の詰まった七分袖のトップスとパンツで構成されたドレスです。
ヘッドドレスとさりげなく顔まわりに添えたヴェールは彼女のスタイリング。
このドレスにぴったりです。





ドレスに合わせたルブタンのシューズもすごく素敵。




少年のようでもあり

少女のようでもある

かわいいけれど どこか毒があって

それでいて花が咲いたように笑う

彼女の手からつくりだされるものは

カラフルで

しかも彼女にしか出せない色なのです



ひとことでは言い尽くせない魅力をもった彼女には

彼女にしか似合わない

強さのあるドレスをおつくりしました



フロントが開いて、パンツが中からのぞくデザイン。
バックスタイルはシンプルな1着のドレスのように見えます。







お2人は
それぞれがとてもしっかりと自分の色をもっているのに
2人合わさると特別な色になるかんじがします。
2人でいることでしか出せない色。

わたしは、その色を見るのも大好き。



これから2人がどんなふうな家庭をつくっていくのか。
とても楽しみにしています。


2016年もこのお2人のようにすてきなご夫婦に
たくさん、たくさん、出会えますように♡