10.17.2012

あたらしいはじまりのドレス

この日はお客様であり、
大切な友人でもある彼女の結婚式でした。

学生時代わたしのポートフォリオのモデルをしてくれた彼女。
それ以来、自分の結婚式でわたしの作ったウェディングドレスを
着ることが夢だとずっと言い続けてくれた彼女。



この日、そのわたしたちの夢が叶いました。




長い時間をかけたからこそ得られたもの。
その時間の経過の間に
少しずつ少しずつ手のひらの中にしまってきた
ものたちを出来る限り使って
大切な彼女のドレスをつくりました。




この日彼女は天使のようにきれいでした。








背筋が伸びるようなまぶしく凛々しいひかりの朝

とがった心を優しく包んでくれるような柔らかいひかりの朝

曇った心に一筋の希望を照らすような静かなひかりの朝



彼女はそんな、朝のひかりのような女の子

そんな魅力をそのままドレスに仕立てました


彼女のあたらしいはじまりが

そんなひかりに包まれる清々しい朝のようであるように







ドレスは2wayでベースドレスにオーバードレスを付け替えるかたちで
白とカラーの2着分をつくらせていただきました。

総レースの長袖のドレス。
後ろから光をまとったような長いトレーンがふんわりついています。





シフォンのカラードレスは
うすいグリーンとうすいブルーの2色のシフォンを重ねて
微妙な色合いをつくっています。
風にゆれると、ブルーがつよく見えたり、グリーンがつよく見えたり。
胸元のお花はひとつひとつ手刺繍しています。






料理がすきなお父さんと、料理をお仕事にしている彼。
2人とも10月がお誕生日ということで彼女が手作りした
色違いのエプロンをプレゼント。
わたしは食べます!と言ってました。かわいい。




前撮りの写真もすーーーーーっごく素敵だったので
またお写真をいただいたら載せますね。

今頃、彼女はパリでセーヌ川のクルーズを楽しんでいるのか、
モンサンミッシェルにいるのか、
カフェで彼とブランチを楽しんでいるのか。。。
うらやましいです。




大切なひとが
大切な日に
彼女の大切なひとたちの前で
幸せいっぱいにひかりにつつまれる
その様子を見られて
わたしはほんとうに胸がいっぱいでした


彼女と出会ってから
ここまでの長い長い時間
すべての時間に感謝します



ありがとう



これからもよろしくね。












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